〈この著書の趣旨と内容〉
国語は、常に安定した成績を維持するのが難しい教科です。
「国語を苦手とするお子さま」や、大手進学塾の模試などで「結果のいい時もあれば、極端に点数のとれない時もある」という現状に悩んでいらっしゃる方も多いのではないかと思います。
その原因の一つとして、国語を苦手とするお子さまの場合は、「とにかく基本的に文章を読むこと、書くことが好きになれない」ということが考えられます。
また、テストの点数が安定しないというお子さまの場合は、「問題文を自分の感性で、しかも独自の解釈で読んでしまっている」ということが考えられます。
すると、自分の感性と筆者の感性がピッタリと一致した時は面白いくらい正解率を高めることができるにもかかわらず、その逆に筆者の感性とそりが合わない場合、まったく正解が得られないということになります。
それは、お子さまが「正解は、問題文の中から根拠を求めなければならない」ということをまだ充分に理解していないためです。
また、読み書きをするのは好きなのに、設問に対応することが苦手なお子さまもいらっしゃるのではないかと思います。
私は、そうしたお子さまが抱えている問題は、学習方法を変えることによって克服できると断言しております。
そこで本書ではいかに「国語を味方の教科にするか」という独自の方法を解説致しました。
この方法の根底にあるのは、「国語の設問に対する答えやヒントは必ず問題文の中にある」という大原則を利用し、「問題文から答えやヒントを探す技術」を磨くということです。もちろん、この「探す技術」は、問題文を正しく読むことができてはじめて活かされるテクニックですので、まずは、「説明文」「論説文」「物語文」「随筆文」の各ジャンル別の文章の読み取り方と要点のとらえ方をわかりやすく説明しております。
そして、設問の解き方のテクニックを「選択式」「抜き出し式」「記述式」という3つの形式に分類、分析し、その解法を示してあります。
それに加えて、効果的な答え合わせの仕方や復習の方法も詳しく解説しております。
本書の骨子となるものは一貫して「答えや答えのヒントを問題文の中から探すテクニック」であり、それを読者の方にできるだけわかりやすく解説致しました。
是非この「答え探しの技(ワザ)」を駆使して国語を味方の教科にしていただきたいと思います。
「育ち」をプロデュースする女性社長のブログ
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