この度、青山ウィメンズプラザにおきまして、母活の方々主催のセミナーで 「物語文 読解必勝のポイント」をテーマに講演をさせて頂きました。今回、私が主にお話をさせて頂きましたことは、

“「物語文」の文章をどのように読み、 どのように解いていけばいいのか“

ということです。


「物語文」の読解問題で高得点が取れない主な原因は、多くの場合、“ただ漠然と問題文を読んでしまっている”ということにあります。


これは当たり前のことですが、読解問題の問題文を読んだ後は、必ず設問に 答えなければならないわけです。 ですから、きちんと設問に対応できるように問題文の内容を情報として 頭の中に入れていく必要があります。


そこで、「読み方の大切なコツ」をお母さま方にお伝え致しました。

一方、「物語文」の解き方に関してですが、テストで思うような点数が取れない 大きな原因は

“自分独自の考え方で解いてしまっている”

あるいは、

“自分の想像力を働かせて答えてしまっている

ということにあります。
たとえ、

文章が「物語文」であっても、設問の答えのヒントは、問題文中に書かれており、

“そのことを無視して答えて しまってはいけないというルール”があります。


解く時は、必ず問題文から答えのヒントを探し出し、そこを手がかりにして解答する必要があるのです。


そこで今回のセミナーでは、 平成21年度 麻布中学校の入試問題をお母さまとご一緒に学習し、

1.具体的な問題文の読み方

2.答えのヒントの探し方

3.そのヒントをもとにどのように解答したらいいのか


という「読解の手順と重要なポイント」をお話させて頂きました。


ご参加下さいましたお母さまは、皆さま学習意欲満々で、本当に熱心に耳を傾けて下さいました。


セミナーの後も、お母さまより「先生、最後まで諦めずに国語、がんばります!」という嬉しいお声をかけて頂きました。


国語は、他の教科とは違い、必ず問題文の中に答えのヒントが書かれているの ですから「文章を読む重要なポイント」と「解き方のコツ」さえつかめば高得点が狙えます。


また、文章の内容をきちんと読みこなす力がつけば他の教科にもいい影響を与えますので、ぜひ最後まで頑張って頂きたいと思います。


9月初旬とはいえ、とても残暑が厳しい折、青山まで足をお運び頂きました お母さま方に、そして今回の素晴らしいセミナーを企画、開催して頂きました「母活」の 方々に心より感謝申し上げます。


本当にありがとうございました!


2010年9月
早瀬律子